2013年11月18日

本当に狙うべきは日本海の表層型メタンハイドレートだ!

我が國のメタンハイドレート開発は、凡そ10年前にはじまり、是迄に総額500億円以上の國家予算が注ぎ込まれた。

但し、研究は、太平洋側に限定され、日本海側は粗手付かずの状態だ。

対して、青山繁晴氏が主催する独立総合研究所の共同研究グループは、2003年に、日本海側で独自の探査を開始し、2004年に、早々と新潟県の上越沖で驚愕の事実を発見している。

太平洋側のメタンハイドレートの特徴は、水深1000メートルより深い海底の更に数百メートル下に砂と混じつて分布する深層型砂層型である。しかしながら、日本海側は、主として表層型に分類される。

水深1000メートルより浅い海底のすぐ下に結晶状で層が広がり、海底に膨大な量のメタンハイドレートが露出している事も珍しくない。

表層型のメリット壱

表層型はメタンハイドレートから溶け出したガスが海面に向かつて上昇し、大規模なものでは東京スカイツリーほどの高さ/634メートル、の巨大な泡の柱/メタンプルーム、が形成される。

これは、浅いところにメタンハイドレートがあるからこその現象。太平洋側では稀。

メタンプルームの根元に必ずメタンハイドレートの層がある。百発百中でメタンハイドレートを掘り当てられる。

メタンプルームの発見は、巨大な探査船は不要で、漁船にある魚群探知機で検知できる。探査に掛かるコストは漁船の燃油費だけだ。

ちなみに、青山千春博士は、探査技術で、日本と米豪中韓ロの特許を持つているが、特許使用料は一切取つていない。

広く研究者から漁師も協力でき、漁師の副業ともなり、漁港の活性化にもつながる。

表層型のメリット弐

愛知県沖の実験で用いられた減圧法ではガスを採取する際、パイプに砂が詰まるなどの不具合が起こつたが、表層型では、実績の少ない特殊な技術を使う必要がない。

海底土木工事の延長でメタンハイドレートを取り出せる。

青函トンネルや関門トンネルの建設に裏打ちされた日本の海底土木技術は世界トップクラスだ。

表層型のメリット参

太平洋側のメタンハイドレートは、一般的に、有機物が微生物により分解されることで資源化される。微生物分解起源型。しかし、日本海側で発見されているのは、海底下数キロメートルの深部ガスに由来する。

地球深部から無尽蔵に湧出するガスによつて生成される、熱分解起源型のメタンハイドレートなのだ。

地球の火山活動が続く限りメタンハイドレートは生成され続けるので、資源枯渇の心配がない可能性が高い。埋蔵量は無限大!

メタンハイドレートから取るメタンガスは火力発電に使つている天然ガスの主成分だから、運搬や発電は既存のインフラを最小限の改良で活用できる。

ガスの取り出しさえ上手くいけば、直ぐにでも発電でき、都市ガスとしての供給もできる。



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新世紀まほらまひとが啓く道、大義と道義が燦ときらめく、大和人よ、すめらの大地に舞い踊れ、みことの翼でたみをば抱きて、遠遠に契りを交わせしはらからよ、今ぞまほらの地に涌出しなむ。