2013年6月19日

エルトゥールル号の遭難、トルコと日本を結ぶ心の物語

1985年3月、イラン・イラク戦争の開戦直前、在イランの日本人200名以上は脱出方法が見つからずに生命の危機に瀕した。

其の時、トルコ政府は2機のトルコ航空機をテヘランへ派遣して、215人の在留邦人を救出してくれた。

感謝の言葉を述べる日本人に対し、トルコ政府は、私たちは100年前の日本人の恩を忘れていません、と答えた。

其の恩とは、本書が描く、エルトゥールル号の遭難だ。

1889年、エルトゥールル号はトルコ皇帝の命を受け、日本に派遣されたが、任務を終えて帰国の途上、大嵐にのまれ、紀伊半島の大島沖で沈没してしまつた。

此の時、大島の漁師たちは大嵐の中を懸命に救助して、500人中69人を助け、其の生存者は、日本の軍艦でトルコへと送り届けられた。

本書は、日本とトルコを結ぶ心の物語として、エルトゥールル号の遭難を描いた本である。

子どもたちが分かり易いように、本文は児童文学者の寮美千子先生、イラストは世界に知られるスクラッチイラストの第一人者の磯良一さんが担当した。



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新世紀まほらまひとが啓く道、大義と道義が燦ときらめく、大和人よ、すめらの大地に舞い踊れ、みことの翼でたみをば抱きて、遠遠に契りを交わせしはらからよ、今ぞまほらの地に涌出しなむ。