2012年11月23日

幻の黄金時代

幻の黄金時代とは、歴史上で日本が経済的に最も繁栄し、経済的、政治的な分野に留まらず、文化的にも日本の影響力が世界に波及して、日本人がわが世の春を謳歌した1980年代のことを指す。

80年代/昭和55年~平成元年、のあらゆる事象を振り返り、文化的、歴史的、政治的、社会的脈絡の中から80年代の現代史と文化を描いたのが本書である。

何故、黄金時代が幻で終わったのか。

20年~30年前の原因に、現在の日本が未曽有の混乱、衰退から脱出する鍵がある。

90年代以降の日本は、いわゆる、失われた10年、あるいは、現在まで続く、失われた20年を過ごしている。

其の間は、そのまま、冷戦崩壊後の20年に重なる。これが、重要だ。

現在の私たちは、経済的にも、政治的にも、文化的にも、最も困難な時代を迎えている。

日本と日本人が今、最悪の状況に直面している遠因は、此の80年代の黄金時代が幻で終わってしまったことにある。

 

1989年12月29日、東京証券取引所の日経平均株価は3万8915円87銭を記録した。

本書の発売日である2012年4月27日の日経平均/東証、が9520円89銭。

互いの数字を比べて4倍と見るか4分の1と見るかで、世代の視点が明らかになる。

4倍と見るのは経済成長を知らない世代、4分の1と見るのは、バブル経済を謳歌した世代だ。

過日、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏と対談した西村氏が、本書のことを簡単に伝えると、テキサス親父はこう言つた。日本は、これから本物の黄金時代が来るよ、と。これは、、著者が祈りを込めて本書の末尾に記した言葉と同じだつた。

本書は、80年代という経済的狂乱の時代を駆け抜けた日本を、文化・経済・政治・国際社会を横断して書かれた、唯一の書物だ。国際社会で進む反日活動と、それを、後押ししているとしか思えない日本の売国政治家たちの振る舞いの点と線を丹念に結ぶ。寸分の澱みもなく。



桜七人会/ことほぎ . 桜七人会/すめらぎ . 桜七人会/うぶすな . アバウトミー

新世紀まほらまひとが啓く道、大義と道義が燦ときらめく、大和人よ、すめらの大地に舞い踊れ、みことの翼でたみをば抱きて、遠遠に契りを交わせしはらからよ、今ぞまほらの地に涌出しなむ。