2012年8月23日

日米開戦の悲劇

日米開戦70年を経た今、斯くの如き視点の書物が出されたことを心から歓迎する。更には、一日本人として感謝したい。渡部昇一氏、推薦のことば。

本書は五・一五事件の直後1932年から、太平洋戦争開戦後の1942年まで、10年という異例の長さで駐日大使をつとめたアメリカ人外交官ジョセフ・グルーの目を通して、軍国日本の真実を描く異色作。

国際連盟脱退、二・二六事件、日中戦争、日独伊三国同盟、仏印進駐、日米交渉、そして真珠湾攻撃につながる激動の10年を、日本の真の友・グルーは、どのように見、どのようにワシントンに報告したのか。

そこに浮かび上がるのは、戦後の常識をくつがえす日本の政治プロセスの破綻だつた。

本書はグルーについての評伝ではない。アメリカ人外交官の本音と視座を踏まえながら、日米開戦に至る昭和前史に新たな視点から切り込もうとした試みである。

先の大戦について、我が國内部の著作は相当な数にのぼる。しかしながら、特に亜米利加が当時の日本をどう見ていたかについてはそう多く翻訳されていない。

グルーは最も日本政府の近くにいた亜米利加人だから、真に迫る文章で溢れている。我が国の外交がいかに洞察力を欠いていたか。

日本人は、偽造された憲法からの自身を解放せねばならない。



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新世紀まほらまひとが啓く道、大義と道義が燦ときらめく、大和人よ、すめらの大地に舞い踊れ、みことの翼でたみをば抱きて、遠遠に契りを交わせしはらからよ、今ぞまほらの地に涌出しなむ。